新型コロナの感染拡大を受けた「まん延防止等重点措置」の対策強化で、
埼玉県内の多くの飲食店でも28日から、酒類の提供が終日取りやめとなる。
主要駅周辺の居酒屋などでは27日夜、酒類提止前の「駆け込み飲み」を楽しむ人でにぎわった。
東京に隣接する川口市では、すでに酒類提供の停止が始まっている都内から、
「越境飲み」でやって来た客の姿も目立った。
北浦和では、酒類提供の取りやめを前に在庫の生ビールを出し切ってしまおうと、
ほぼ半額で提供する店も出た。
JR赤羽駅(東京都北区)と荒川を挟んで1駅の川口駅(埼玉県川口市)。
周辺の飲食店では、すでに25日から酒類提供を取りやめている東京都内から、
酒を求めてやって来たという客もいた。
東京都北区の男性は「静かな家で飲むのはどうしても寂しくて」川口に来たという。
埼玉県では、県内でも、飲食店などに入らず「路上飲み」をする人たちも増えてきており、
屋外での飲酒も控えるよう県民に呼びかけている。