国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)が、国会議員に付与される「特殊乗車券」、
いわゆる「議員パス」の不適切使用を重ねていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
以前、2017年山尾議員が立憲民主党に入党する際、枝野代表に「止めておきなさい」と進言したが、
聞き入れられず入党を受け入れ、20年3月、新型インフルエンザ等対策特措法改正案の採決で、
立憲民主党の方針に対して、造反して反対票を投じ、離党。
その後、国民民主党に入党した。
厚顔無恥で、他人を不幸に陥れ平然としている人間が、国民を幸せにするような政治ができるのか。
国会議員にはJR線を無料で利用できる議員パスが配布されているが、
目的はあくまで公務の範囲内とされている。
4年前に不倫疑惑が報じられた山尾議員と倉持麟太郎弁護士(38)が、
現在も関係を続けている上、山尾議員が倉持氏の自宅に足しげく通い、
仲むつまじい様子がキャッチされている。
4年前、家庭を持つ者同士だった2人は“文春砲”に見舞われ、ダブル不倫が報じられた。
その後、ともに離婚。倉持氏から離婚を切り出された元妻Aさんはパニックに陥り、
その後、ショックから立ち直れないまま、昨年10月に自ら命を絶ったという。
山尾議員が議員パスを不適切に使用していたのは、4月3日土曜日のこと。
山尾議員はこの日、午後2時半頃に三鷹駅の有人改札から議員パスで入場し、
吉祥寺駅を議員パスで出場。駅ビルのマッサージ店で1時間ほどの施術を受けると、
再び議員パスを使って入場し、中央線から山手線に乗り換え、恵比寿駅を出た。
駅ビルで総菜を買い、近くのラーメン屋で小腹を満たすと、酒屋に立ち寄った山尾議員。
その後、タクシーに乗って向かったのは、かつて不倫が報じられた倉持弁護士の自宅。
山尾議員はこの日以外にも、4月10日土曜日、4月17日土曜日など週末を中心に、
マッサージや買い物などプライベートを楽しむ目的で議員パスを不適切に使用していた。
山尾事務所に事実関係の確認を求める質問状を送ったが、
「法規にのっとり対応しております」と回答していた。
しかし、山尾議員は一転、28日、国会議員に与えられている公務用のJR無料パスを、
不適切な形で使っていたと、この日発売の「週刊文春」が報じたことを受けて、ツイッターで謝罪。
一方で、詳細な使用経緯などについては言及しなかった。
ツイッターを更新し「公私の別を大切にしている自分として、
その区別が曖昧にみえる行動はよくないと深く反省しています」と、
私的利用の可能性を示唆した上で「今後このようなことがないように十分に気をつけてまいります。
本当に申し訳ありませんでした」と、記した。
山尾議員はこの日、国会で委員会に出席。委員会終了後、報道陣の問いかけに対し、
「対応については自分の言葉で伝えさせていただきたい」などと述べただけで、
相変わらず詳しい説明は避けた。
前回の不倫の時にも、山尾議員は「男女の関係はない」と、誰も信じない否定をし続け、説明はしなかった。
議員パスを巡っては、2009年に当時の鴻池祥肇官房副長官が、
愛人女性との熱海旅行に利用していたことが発覚し、官房副長官を辞任した。
“議員特権”として国民からの批判も大きいだけに、山尾議員は責任を免れない。
倉持弁護士は最近、グローバルダイニングの代理人として、
時短営業命令は違法だと東京都を訴えた記者会見に登場。
倉持氏は「コロナ対策で社会的弱者になってしまった人もいる。
今回の訴訟を『声なき声』を集約するプラットフォームにしたい」などと語った。
元妻への仕打ちを考えると、氏の言葉は綺麗ごとに聞こえ空しく通り過ぎる。
「せめて愛する息子だけでも自分の手許に帰して欲しい」と、
切実に訴えた元妻Aさんの言葉をどう捉えているのか。