証拠品として押収した覚せい剤などを自宅に放置したとして、
覚せい剤取締法違反などの疑いで書類送検された埼玉県警の元警部を、
さいたま地検は24日、嫌疑不十分で不起訴とした。
不起訴となったのは東入間警察署を3月末に定年退職した60歳の元警部。
元警部は、捜査対象者から任意提出を受けて、本鑑定に出さなかった覚せい剤や麻薬のほか、
捜査書類を自宅に持ち帰り放置したとして、覚せい剤取締法違反などの疑いで、
先月9日に書類送検されていた。
さいたま地検は、嫌疑不十分で不起訴とした理由について、
「関係証拠を総合した結果、犯意を認めるに足りる十分な証拠がない」としている。
‘@覚せい剤や麻薬のほか、捜査書類が勝手についてきたようだ。
覚せい剤や麻薬は所持していただけで逮捕される。
3月17日に自宅で所持していたことが発覚。
31日付きで男性警部に停職6カ月の懲戒処分を発表。
警部は同日無事定年退職。