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​「五輪より命」 マラソン開催の札幌で中止要請相次ぐ。

来月23日に開幕が迫る東京五輪で、マラソン競歩、サッカーの競技会場となる札幌市で、

五輪の中止を求める意見が相次いでいる。

市内の労働団体が16日、五輪の中止を求める要請書を札幌市役所に提出。

「五輪開催より市民の命を守ることを優先して」と訴えた。



札幌地区労連は要請書で、市内では感染者の急増で、

医療機関で治療を受けられずに自宅で死亡する人が相次いだと指摘。

東京五輪パラリンピックは中止すべきだとの見解を表明するよう、秋元克広市長に求めている。

市内の医療機関に勤める医療従事者の女性は、

「札幌の医療現場では適切な治療を受けられない医療崩壊が続いている。



屋外競技のマラソン競歩は人の流れを抑えられず、感染がまた拡大してしまう。

医療現場に負担を押しつけるのはやめてほしい。五輪よりも優先することはいっぱいある」と訴えた。

札幌市内では、これまでにも感染拡大を理由に市内の医師らが五輪中止を求めた。

14日に市中心部で催された聖火リレーの点火セレモニー会場近くでも、

市民団体が五輪反対を訴えて抗議活動をした。



‘@以前から指摘しているが、政府やマスコミは、大阪や北海道、沖縄などの悲惨な状況をひた隠し、

五輪反対の抗議の声やデモをほとんど報道せず、五輪開催に突き進んでいる。