溶けた高温アルミ飛散、児童らに掛かる。
上尾市中妻の自転車メーカー「ブリヂストンサイクル」の上尾工場で今月12日、
部品の製造工程を見学中だった上尾市立大谷小3年の児童6人が、
高温のアルミ合金の飛沫(ひまつ)でやけどを負っていた。
同社や同校によると、社会科見学は3年生134人と引率教諭7人が参加。
児童らはクラスごとに、社員の説明を聞きながら見学。アルミ合金を使ってプレスし、
自転車部品を接合する工程を、約2メートル離れた見学用のグリーンベルトから見学していた際、
溶けたアルミの粒が飛散し、児童らに掛かった。
通常は飛散を防ぐカバーが自動で下りる仕組みになっている。
(画像は関係ありません)
児童のうち2人は今も通院中で、上尾署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。
同社では約40年間社会科見学を受け入れてきたが、こうした事故は今までなかったという。
児童6人のうち2人は太ももから足首にかけて、4人は足首にやけどを負い、
教諭も飛沫を浴びたという。