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​ワクチン受け付け休止で自治体接種計画変更。

新型コロナのワクチン接種をめぐり、河野大臣が急きょ新規受け付けの休止を発表した。

新たなワクチン供給を見込んで接種計画を作り始めていた自治体の中には、

計画の練り直しを迫られているところも多数ある。

埼玉県越谷市は24日、モデルナ製を使って8月4日から、

市内4会場で集団接種を行うとしていた計画の変更発表した。

理由は、「ワクチン供給が見込めないことから、計画を変更する必要が生じた」



前日の23日夕に計画を公表したばかりで、政府の突然の方針転換に振り回される形となった。

市は、米ファイザー製を使う集団接種5会場のうち、4会場をモデルナ製に切り替える計画を決定。

59歳以下の予約受け付け開始日などについて23日午後3時過ぎに発表した。

あわせて、政府へ新規申請を一両日中に出す準備も進めた。

ところが、発表からおよそ4時間後に、モデルナ製の供給が追いつかない可能性があるとして、

河野大臣が「受け付けを一時休止する」と発表。

午後8時ごろには、県から、モデルナ製の供給を申請する意向を示していた自治体に、

「停止します」という緊急のメールが届いた。

市は翌24日朝、厚生労働省にも確認したが、

「全国一律にストップするので、個別の相談には応じられない」と言われたという。

市は早速、前日発表したばかりの59歳以下の接種の予約受け付け開始を変更。

校了目前だった、計画を周知する7月1日発行の市広報紙も、急きょ差し替え作業に入った。



そもそも、ファイザー製の供給が7月から約8割に減るとされていて、

すでに希望量が配布されない自治体も出始めていた。

すでに64歳以下への接種券の配布を始めた上尾市も、

ファイザー製の供給の先行きが見通せなくなってきていることから、

モデルナ製を使った集団接種会場の設置を検討していたが、仕切り直すという。

川越市坂戸市でもモデルナ製を使う集団接種を検討していたが、いったん保留する。

埼玉県によると、政府がいつ申請受け付けや承認を再開するかは連絡がないという。