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​136年間積み上げてきたものを全部壊してしまった。

日本相撲協会芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、横綱白鵬の14日目の取組について

「勝つことは大切だけど、実績のある横綱としてのあの立ち合い、

相撲は13日間積み上げてきたものを全部壊してしまった。堂々と取るのが横綱

などと、苦言を呈した。



しかし、白鵬の暴挙は今に始まったことではない。

同じことを何度も繰り返し、同じ苦言を何度も繰り返す相撲協会とその関係者。

それでも見過ごしてきて今日に至る。

今場所の13日ではなく、相撲協会の136年の歴史を壊してしまったのだ。

私は以前に、朝青龍の時に、すでに「日本の相撲は終わった」と苦言を呈した。

それを許してきた相撲協会の責任は重大で、白鵬相撲協会をバカにした取り組みは、

取り返しのつかない結果となっている

白鵬を非難することは自分らに唾を吐いているのと同じ行為だ。

今まで何もしてこなかったのだから。


そして、今の彼は、今の日本を象徴している。

強ければよい(才能があるのだから)。

ルールは守っている(罪を犯していなければ許される)。

日本の美徳とされる、品格・節度は無きものに向かっている。



白鵬は14日目の正代戦で、仕切り線から大きく離れて立ち合った。

そして、困惑しながら立った大関正代に対し、強烈な張り手を数発浴びせ、

強引な浴びせ倒しで白星を挙げた。

芝田山広報部長は「あれは相撲のルールではない。仕切り線に手を着いて当たり合うのが、

日本の相撲の伝統。仕切り線で体からぶつかる格闘技は世界の他にない。



ひっぱたいていたし、張り手じゃないし見苦しい。横綱の品格となると誰もが顔を背けるんじゃないか」

などと厳しく叱責した。

解説者の舞の海秀平氏は「それとですね、これまで歴代の横綱が守ってきた伝統とか、

価値観が壊れてしまいますよね、昨日のような相撲を取られると」と述べた。

太田アナが「こういう厳しい声があがるのも横綱も分かっていると思いますが…」と指摘すると、

北の富士氏は「おそらく承知していると思う。それだけにタチが悪い」と指摘。

横綱白鵬(36=宮城野)が、なりふりかまわず7場所ぶり45度目の優勝を果たした。

14勝同士で勝った方が優勝となる大関照ノ富士との結びの一番。

立ち合いで左手を相手の顔にかざし、右肘で強烈エルボー。最後は小手投げで、照ノ富士を転がした。

右腕で豪快にガッツポーズを見せた白鵬



北の富士コラムでこれだけは言っておこうと記した北の富士

昔はやった言葉に「ほとんど病気」というのを覚えていますわ。白鵬がまさにそれです。

どんなに非難されようが、勝つだけが相撲ではないと言われ続けて久しいが、直す気は全くないだろう。

今はすべての記録を破る事しかない。誰の忠告も通じないだろう。

それが白鵬の生き方だから仕方がない。しかし、これだけは言っておこう。

今場所は2大関の休場や、日本人力士のふがいなさにずいぶんと助けられての優勝である。

今場所の相撲が今後も通じるとは思わないほうが良い。

最後にもう一度だけ言っておきたい。横綱の引き時だけは誤ってはいけない。

場内インタビューの後、これでまた進めると語っていたが、体は相当に弱っている。

何年も持つはずがない。まあ、せいぜい好きなだけ取るがいい。



せっかくの優勝に文句ばかりで申し訳ないが、今回の白鵬の優勝で角界が盛り上がることはないだろう。

と他人事のように語る。

体は相当に弱っていると言いながら勝てない他の相撲取り。

せいぜい好きなだけ取るがいいって、相撲界が汚れることを容認している。

今回の白鵬の優勝で角界が盛り上がることはないだろうって、それを放ったらかしにして来たのは貴方達で、

これからも放ったらかしにする。それでいいのか

賜杯など言語道断だ。

虚しさだけが胸を駆け巡る。