千葉県いすみ市の太田洋市長は19日の記者会見で、
同市内でも急増する新型コロナの感染状況について、
隣接する一宮町で開催された東京オリンピックのサーフィン競技が「開催される頃から,
(会場に近い地域で)人出が増えたため感染が広がった」と述べ、
感染拡大の一因になったとの認識を示した。
市によると、7月下旬以降に一宮町の競技会場に隣接する同市の太東海岸周辺で感染者が出始めた。
競技は無観客だったが、会場が見渡せる同海岸に地域外から大勢の人たちが集まり、
周辺の飲食店などもにぎわったという。この地域に感染者が集中していたことから、
市は8月1日から毎週日曜に同地域で抗原検査を実施して感染者のあぶり出しを始めた。