東京都は27日、新型コロナのワクチンが行き渡っていない若年層が、
予約なしで受けられる接種会場を、JR渋谷駅近くの渋谷区立勤労福祉会館に開設。
接種は都内の在住者と通勤、通学で訪れる16歳から39歳が対象。
接種券と身分証があれば受けられる。
米ファイザー製を使用し、10月8日まで、月曜日を除く原則毎日、
正午から午後8時まで(最終受け付け午後7時半)稼働する。
2回目接種は、1回目接種の3週間後の同じ曜日・同じ時間帯になる。
小池都知事が今月18日の都議会で、若年層に特化した接種会場の開設方針を表明。
接種は1日200人程度を見込み、正午からの運用開始を予定していたが、
早朝から大勢の人が列を作ったため、午前7時半に受け付けを終了し、300人分の整理券を配布した。
多くの人が整理券も貰えず、「地元で予約できず、何とか打ちたいと思ってせっかく来たのに、
意味がなかった」と肩を落としながら帰って行く人が続出。
日本の若者の多くは人が良いからこれで済んだが、海外なら暴動が起きている。
27日想定外の若者が訪れたとして、都は28日は抽選に変更した。
それも、現地で抽選券を受け取るアナログ方式。
28日も、抽選権を求め早朝から大勢の人が訪れ長い列を作った。
むしろ、先日よりも多くの人が訪れ、列の最後尾は、およそ1キロ離れたJR原宿駅の近くまで達した。
都は急きょ、予定を40分ほど前倒しして8時20分ごろから配布を始めた。
10時半までに並んで抽選券を受け取った人は2226人だったという。
若者中心なのだから、なぜネットでの抽選にしないのか。
高齢者はネットで、若者はアナログとは、今の政府や都の政策を反映している。
小池知事は、若者が集まる姿をつくって、やってる感をアピールしたかったのだろうが、
反って反感を持つ意見も多い。
暑い中、熱中症の心配もあり、密も作ってしまった。
都は、都が設けている都庁第一本庁舎の南展望室と北展望室、
それに港区の乃木坂の、3つの大規模接種会場でも、若い世代が接種を受けられると呼びかけている。
これをみて、やはり若者も打ちたいんだよ、小池知事もこういうことをやらなければ」と、
小池知事を非難する局のコメンテータもいるが、渋谷区が単独でやっていると勘違いしたようだ。