標高3000メートルを超すグリーンランドの山頂で、14日に降雨が観測された。
雪ではなく雨が降ったのは、観測史上初めてだった。
山頂の気温は先の週末にかけ、氷点下を超えて上昇。
米国立雪氷データセンターによると、降雨量は1950年に記録を取り始めて以来、最も多く、
15日に失われた氷の質量は平年の1日平均の7倍に上った。
米国立雪氷データセンターの研究員テッド・スカンボス氏は、
「これは単純に気候パターンが変動する中で10年か20年温かさが続くといった現象ではない」
「前代未聞だ」と指摘。グリーンランドの温暖化が急速に進んでいる証しだと述べた。