参院静岡選挙区補欠選挙の選挙戦最終日の10月23日夜、川勝平太静岡県知事は、
元御殿場市長で自民公認の若林洋平氏と争った野党系候補、山崎真之輔氏の応援演説の中で、
「あちらはコシヒカリしかない。ただ飯だけ食ってそれで農業だと思っている。
こちらにはウナギがある。なんでもある」などと述べた。
これに対して、県議会最大会派の自民改革会議の野崎正蔵代表は、
9日午後2時、静岡県庁の知事室で、
知事の不適切な発言に対する抗議文を県議49人の連名をもって提出させていただきます。
お受け取りください。以上です」と、川勝知事に伝えて抗議文を手渡すと、
同行した公明党県議団の蓮池章平団長とともに足早に部屋を後にした。
蓮池氏は「県民の多くは心を痛めている。謝罪すべきだ」と述べた。
川勝知事は会見で、「どうも突然集まって頂きまして、恐縮でございます。
先ほどふじのくに県民クラブの会派の代表また幹部の方がお見えになって、
私の発言が、大変な誤解を生んでいると。
基本的に私は御殿場が大好きで、そして御殿場市民になにか揶揄(やゆ)するとか、
市民の方々を傷つけるという意図はさらさらありません。選挙というのは政策の戦いです、論戦です。
そして、元御殿場市長の発言を受けて、その発言というのは、
『自分はごはんが大好きだ、ご飯があれば何もいらない』ということを繰り返し言っていました。
これを逆手にとって、御殿場にはコシヒカリしかないといって、それが御殿場に対して揶揄したととられた。
これは違います。そして、御殿場市長の発言、そこには農業観が表れている。
自民党候補を難詰するために、そのような発言をした。
御殿場市民ではなくて、自民党、元御殿場元市長に向けたものであります。
これは全体の脈絡では明確に、この方が、35市町の全体の代表になる器量ではないと言うための演説で、
御殿場に対して何か批判めいたことを言ったとお受け取りになったのは
それは誤解であるということを明確に申しあげる」と弁解。その上で、
「しかしながら、そう取られかねないような発言内容でもあるということが、先ほど私は聞かされて、
そういうことであれば誤解を生んだ私に責任がある。
しかし、火のないところに煙は立ちません。この発言の前提にあったのは、
御殿場コシヒカリの自慢がしたいがために、それを御殿場コシヒカリ・つまり、ごはんだけがあれば、
おしんこがあれば、何もいらないと言った、これを逆手にとったということでございまして、
選挙中の論戦であったということをぜひお踏まえいただきまして、ご理解たまわりたいということでございます」
と強調した。
‘@自・公は負け戦で、これ幸いと叩くしかないのかも知れないが、
麻生大臣の発言に比べれば、論戦の域を出ない。
これを大事と捉えるなら、維新や公明のデマ発言などはどうするのか。
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