生命保険会社「ソニー生命」の海外にある子会社名義の口座から、
およそ170億円を不正に送金してだまし取ったとして、
社員が詐欺の疑いで警視庁に逮捕された。
逮捕されたのは、ソニー生命の社員で東京 品川区の石井伶容疑者(32)。
ことし5月、上司の承認を得たように装い、大西洋のバミューダ諸島にある、
子会社「SAリインシュアランス」名義の米銀行口座から現金約1億5500万米ドル、
日本円にしておよそ170億円を、別の米銀行口座に不正に送金して、
だまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれている。
送金の翌日に、ソニー生命が口座の残高を確認したことで被害が発覚。警視庁に刑事告訴した。
石井容疑者はソニー生命から出向し、SA社の社員を兼務。
SA社は2021年3月に事業を終了し、金融資産の現金化など清算を進めていた。
石井容疑者は日本で清算業務にも関わり、SA社口座からの資金移動に関与できたという。
当時、新型コロナ禍のテレワーク中で、上司らの目が届かない自宅から送金手続きをしたとみられる。
警視庁捜査2課は、米連邦捜査局(FBI)とも連携し、不正送金の目的や使途などの詳しい経緯を調べている。
容疑者の認否については明らかにしていない。
同社は契約者への影響はないとしている。
‘@バレることが分かっている犯罪をあえてやる。
社内に不満があったのか。
新型コロナ禍鬱積したのか。
精神的な問題か。愉快犯。
余罪が無ければ、石井容疑者は金は使えていない可能性が大きい。
バレない犯罪って世の中にどれくらいあるのか。
そういう人間も笑って逝くのだろうか。