部隊訓練にも従事。
ロシアが、ウクライナとの国境付近に約10万人近い軍隊を集結させている。
戦車のほか、短距離弾道ミサイルや地対空ミサイルなどが備えられ、緊張状態が続いている。
米はロシア軍の動きに警戒を強め、北大西洋条約機構(NATO)加盟国らと協議し、
ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った場合の対応策を練っている。
米国務省当局は12日までに、バイデン大統領が承認した安全保障上の援助計画に基づき、
小火器や弾薬を含む装備品がウクライナに到着したと発表。
軍事援助は総額6000万ドル(約68億円)相当で、年明けには迫撃砲などの発射地点を特定する、
レーダー4基を含む最後の装備品がウクライナに輸送される。
米国防総省のカービー報道官によると、これら援助には対戦車ミサイル「ジャベリン」など、
致死性の兵器も含まれた。
軍事支援はロシア軍が対ウクライナ国境周辺で進める兵力増強などを受けた、ウクライナの国防能力強化が目的。
米軍はウクライナ軍の訓練任務にも従事。
先月にはウクライナ支援の多国間の共同訓練計画に従い米フロリダ州の州兵を派遣した。
米国防総省の声明によると、欧州の米特殊作戦軍は、
ウクライナ特殊部隊の訓練や助言で大きな役割を果たしている。
ウクライナ内で活動する米特殊部隊の人数は作戦遂行上の機密事項として明かしていない。
バイデン大統領は今年9月1日、ウクライナのゼレンスキー大統領が米ホワイトハウスを訪れた際、
兵器援助を承認していた。
バイデン大統領は今月7日、ロシアのプーチン大統領とオンライン会談を持ったが、
米国は侵攻が起きた場合、厳しい経済制裁を科す構えを見せた。
プーチン大統領は自国に対するNATOの脅威を主張。
ロシアの安全をめぐる「信頼できる法的な保証」を求めた。
‘@本当に怖がっているのはプーチン大統領かも知れない。