ノルウェーのエネルギー開発大手「エクイノール」が日本海側の後志、檜山管内沖など4海域で、
出力計400万キロワットの洋上風力発電所の建設を計画。
風車を海に浮かべる「浮体(ふたい)式」という最先端技術を採用し、
沿岸漁業への影響や騒音被害などを抑えられるよう、できるだけ沖合に設ける方針。
実現すれば国内最大級の規模で、北海道電力泊原発(後志管内泊村)全3基の、
総出力(207万キロワット)の約2倍に当たる電源が整備されることになる。
道内周辺の海域では、2019年から100万キロワット級の洋上風力計画が石狩湾沖などで相次いでいる。
国が洋上風力を優先整備する「促進区域」の指定に向けた「準備区域」に選ばれた海域。
同社は地元自治体や漁業関係者らと交渉を始めている。
エクイノールの計画が加われば、洋上風力による電力供給基地として、北海道の存在感が増す。