米労働省が12日発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI)は、
前年同月比の上昇率が7.0%と39年半ぶりに7%台に達した。
供給不足や需要の高まりで自動車や食品、住居の値上がりが一段と進んだ。
半導体不足で新車の供給が滞るなか、中古車の価格は前年同月比37.3%上昇し、
11月から伸び率が5.9ポイント拡大。
インフレを受けて家主が引き上げている家賃などの住居費は4.1%高。
食肉などの値上がりが続く食品も6.3%上昇。
ガソリン価格の上昇率は11月から8.5ポイント鈍化したものの、49.6%となお高い水準にとどまっている。
インフレの過熱をにらみ、米連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めに動く構えだ。