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​世界の大富豪、資産1.4兆ドル失う。

過去最悪の半年。

世界の大富豪500人は、1−6月に資産1.4兆ドル失った。



米テスラのイーロン・マスクCEOの資産は620億ドル(約8兆3900億円)近く急減。

アマゾン・ドット・コムの創業者、ジェフ・ベゾス氏は約630億ドルの資産を失ったほか、

米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEOは資産が半分を割り込んだ。



世界の大富豪500人の資産は全体で2022年1−6月に1兆4000億ドル消失。

世界のビリオネアにとっては過去最悪の6カ月となった。

超富裕層の資産は過去2年間に拡大していた。

新型コロナ禍、一般人は疲弊していた中、パンデミックをきっかけに、

世界各国・地域の政府や中央銀行が前例のない規模の刺激策を講じたことが背景にある。

今は高いインフレに対応するための利上げが実施され、バリュエーションが高い銘柄の一角が急速に下落。



そうした企業や株式を所有するビリオネアにも影響が及んでいる。

上がる時もあれば下がる時もある、それが株。

どうでもいい雲の上の話だが、少しほくそ笑んでいる人もいる。


それよりも、今の物価高が堪える。




1日の株式市場では半導体銘柄が世界的に下げている。

モリーチップメーカーで米最大手マイクロン・テクノロジーの業績見通しが売り材料。

同社はコンピューターやスマートフォン向け半導体の需要が弱まっていると指摘。

マイクロンは供給過剰回避に向け積極的に動く姿勢を示しており、

2020年以降に新型コロナ禍に伴う需要拡大や供給目詰まりによる生産不足が続いていた、

半導体業界にとって大きな反転となる可能性がある。

世界的なリセッションが差し迫っているとの懸念やインフレ率の上昇によって消費者や企業は支出を控えている。



米調査会社ガートナーによれば世界のパソコン出荷は今年9.5%減少する見通しだ。

ブルームバーグ・アジア太平洋半導体指数は3日続落して、

台湾の台湾積体電路製造(TSMC)は4.7%安、韓国のSKハイニックスは3.9%下落した。

欧州株式市場でもオランダのASMLホールディング、ASMインターナショナルが下落。

インフィニオン テクノロジーズやSTマイクロエレクトロニクスも売りが先行している。

米株式市場でマイクロンは一時6.2%安となった。

皮肉なことに、半導体不足は解消される。