新型コロナオミクロン株の感染が急拡大する中、
院内でできるPCR検査のキットがすでに底を尽き、
検査試薬も足らない状態になっている。
検査できなければ発表する感染者数は減る。
東京都内の内科クリニックには感染が疑われる人が絶え間なく訪れて、
業務がひっ迫し、3回目のワクチン接種の業務を断念せざるを得ない事態になっている。
東京・杉並区の内科クリニックは開始30分で午前中の検査の予約が埋まった。
特に先週からは学校や保育所からの感染が目立っているという。
このためクリニックではこれ以上、業務を増やすのは難しいとして、
当初、来月から予定していたワクチンの3回目接種の業務を断念せざるをえない事態になっている。
杉並区では保健所の業務がひっ迫して濃厚接触者の調査を行っていないという。
別の医院では、「このままでは通常の診療を守れなくなると、3回目のワクチン接種業務を断念することにした。
さらに感染が拡大すれば近いうちに検査を希望しても全員が受けられない事態になりかねない。
濃厚接触者でも症状がない人は、検査を控えてもらうことも検討すべきなのではないか」と話した。
‘@このままでは、検査ができないため、新型コロナの感染者の発表数が減少するという事態になる。