オミクロン株「風邪と変わらない」のか。
油断できない特徴。
「オミクロン株」は無症状や軽症が多いとされるが、実際はどうなのか。
コロナの初期段階から患者を診てきた医師に尋ねると、
現場の実感としてオミクロン株による症状は「ほとんどが軽症」「風邪と変わらない」と説明。
ただ、今は若者中心の感染が高齢世代にも広がれば、重症化する人も増える恐れがあり、
油断しないよう訴えた。
30床中21床が埋まっている九州医療センター(福岡市)でも、入院しているのは、
喉の痛みで食事ができず、点滴を打っている人が多い。
野田英一郎・救命救急部長は「軽症が9割以上で、治療は解熱剤や点滴などの対症療法が中心。
入院は増えてきたが、医療現場への負荷は以前ほどではない」。
ただ心配なのは、感染者が増え続けること。
流行が先行し、人口当たりの感染者数が最多の沖縄県では、
新規感染者数に占める60代以上の高齢者の割合が徐々に上昇。
今月1日の週が6・5%、8日の週8・2%、15日の週14・2%と増加。
長くゼロが続いた重症者数も20日までに6人になった。
無症状や軽症が多いため本人が感染に気付かないまま、感染を広げて、
高齢者にも及べば重症者が増えて、医療逼迫(ひっぱく)につながりかねない。
‘@海外が海外がという人たちがいるが、イギリスの街はゴミで溢れ、銀行も閉鎖され、
社会インフラにも影響を及ぼしている。
それでもマスクをしない市民が多数おり、ジョンソン首相も感染対策の撤廃を訴えている。
それが正解なのか。私にはそうは思えない。