ワクチン義務化に各国で抗議のデモ。
日本は、かん口令が敷かれているようだ。‘@
カナダの首都オタワで新型コロナのワクチン義務付けに反対するトラック運転手の抗議デモが続き、
米国とカナダの国境往来が妨害される事態に発展。
トラック運転手で組織する「フリーダム・コンボイ」の車列は数日かけてカナダを横断し、
1月29日にオタワに到達。
運転手らは、カナダ入国に際してワクチン接種を義務付けられ、
接種しない場合は検査と隔離を義務付けられるとした措置に反対している。
オタワ中心部は31日午前に入ってもトラックなどの車両が詰めかけた状態で、
新型コロナ規制に反対する抗議集会が行われている。
カナダ警察は30日のツイッターで同地に近づかないよう車両に呼びかけ、
上下線とも交通がストップした状態にあり、車で国境を越えて入国することも再入国することもできないと伝えた。
検査で陽性と判定され、一家で隔離に入ったカナダのトルドー首相は31日、
「我が国の首都でデモを行っている一部の人たちの行為に国民はショックを受け、
率直に言って不快感を感じている」と表明。
ベルギー政府がワクチン接種証明の有効期限を5カ月で無効にすると発表したことに対して、
首都ブリュッセルで23日、数万人規模のデモが行われた。
暴徒化したデモ隊の一部がEUの外交機関の建物などを破壊し、警察に石や爆竹などを投げつけた。
警察官が放水に加えて催涙ガスを使用する騒ぎになっている。
地元警察によると、15人が病院に運ばれたほか、70人が拘束されたという。
ベルギーでは成人のおよそ89%がワクチン接種を完了し、67%ほどが追加接種を受けているが、
新たな感染者が一日に3万人を超えるなど感染が拡大している。
ドイツで新型コロナのワクチン接種の義務化を巡り、反対論が勢いづいている。
ショルツ連立政権内部からも法制化に反対する意見が出ているほか、
通信アプリを通じて義務化推進派の政治家への攻撃を呼びかける書き込みも。
勢いづく反対論、各地でデモも過激化の懸念も出ている。
フランスで24日、16歳以上に新型コロナワクチンの接種を実質義務化する、
「ワクチンパス」導入の法律が発効された。
偽の接種証明書を所持するなどの不正行為には、
最大で禁錮3年と4万5000ユーロ(約580万円)の罰金が科される。
ただ、義務化に反対する声も根強く、発効に先立つ22日、各地で計約4万人が抗議デモを行った。