ウクライナのゼレンスキー大統領与党「国民の奉仕者」は8日の声明で、
ロシアが要求する中立化について、米国や欧州にロシアを加えた周辺諸国が、
安全の保障を確約することを条件にNATO早期加盟を断念することもあり得ると表明。
都市の破壊や人的犠牲が増え続け、人道危機が深まる状況を背景に、
停戦合意に向けた歩み寄りの動きとみられる。
一方、ロシアが停戦の条件とするウクライナ南部クリミア半島領有権や、
東部ドンバス地域の親ロ派独立の承認は「受け入れられない」とした。
‘@ロシア外務省は21年12月10日、ウクライナとジョージアのNATOの将来的な加盟を認めた、
2008年のNATO首脳会議の決定を、無効とするよう求めた。
バイデン米大統領は、1月20日にも、ウクライナが希望するNATO加盟について、
「近い将来はないだろう」と否定的な考えを示していた。
ゼレンスキー大統領の述べる、NATO早期加盟を断念だけでは、到底プーチンはのめない。
また、NATOに加盟しないで、西側がウクライナの安全を確約することも難しい。
今の状況と変わらない。
これは、ゼレンスキー大統領の、こちらは譲歩して停戦する用意があるというポーズだ。
ゼレンスキー大統領は当初からプーチンと話し合う用意があると述べていた。
プーチンは無視している。