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岸田総理「水素社会構築」

再三提言しているが、政府はやっと本腰を入れるようだ。


岩谷産業川崎重工業などの企業連合は9日、オーストラリアから液化水素を専用船で運ぶ、

実証実験の成功記念式典を神戸市で開いた。



岸田総理も神戸市の神戸液化水素荷役実証ターミナルを訪れ、

世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」を視察。

総理は「脱炭素化には水素社会の構築が大きな鍵になる」と述べ、

水素エネルギーの導入拡大に向けた大胆な支援策を行うと説明。

「需給両面から導入、拡大を早期に促すための投資規模について大胆な支援策を講じたい」と語った。



実験は川崎重工が世界で初めて建造した水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が、

昨年12月に神戸を出航。オーストラリアで石炭から生成した液化水素を積み込み、2月に神戸に帰港。

総理は「ウクライナ情勢を背景にエネルギー供給のあり方が大きく問われている。

(事業の)成功は、カーボンニュートラルへの歩みを力強く後押ししていく」と称賛。

燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さない水素は、自動車燃料など、幅広い活用が見込まれる。

これに先立ち、総理は同市内で、バイオ関連企業などの研究拠点「クリエイティブラボ神戸」を視察。

バイオや創薬などの新興企業経営者らと車座で意見を交わした。





出席者から資金調達の困難さを伝えられると、支援拡充を検討する考えを示した。

自身が掲げる「新しい資本主義」の実行計画にバイオものづくり分野への重点投資を盛り込む方針だ。

水素は脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーとして期待されており、

今後も技術的課題の検証を進め、国際的なサプライチェーンの構築を急ぐ。