「会議が多すぎる。もう出たくない」
「同じような書類を何度も作っている」
デジタル庁、民間出身職員が異議。
責任曖昧な組織なのに、官僚流の厳格な根回しや報告は求められた。
兼務者が多いため根回し先が増え、不毛な業務の水位は「ほかの役所と比べても異常な水準」に達した。
庁内での働き方の満足度を尋ねた年末のアンケートでは5段階で3を下回る部署もあった。
「そのうち不満すら出なくなる。そうなったら終わりだ」
民間出身幹部は危機感を覚えたが混乱の傷は小さくなかった。
21年度末にかけ、デジタル庁で働いていた職員が10人近く一斉に退職。
通信大手や外資系コンサルなどに転職した。
いずれも優秀な若手だが「ここにいても未来はないと思ったのだろう」と中堅職員は残念がった。
‘@日本のデジタルの夜明けは遠い。
上層部をデジタルにしないと同じことを繰り返している。
経費と時間の無駄だ。