シンガポール訪問中の岸信夫防衛大臣は11日、米国のオースティン国防長官、
オーストラリアのマールズ国防相と会談。
3カ国による共同訓練や防衛装備・技術協力を拡大・強化していくことで一致。
会談後に発表した共同声明では、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、攻撃停止と撤退を要求。
岸大臣は記者会見で「国際秩序の根幹が揺さぶられる中で、
基本的価値を共有する同盟国、同志国が連携することが大変重要だ」と述べた。
共同声明では、厳しさを増す東アジアの安全保障環境への「懸念」を表明。
「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記。
覇権主義的な動きを強める中国を念頭に置いたものだ。