「我々も愛していない」ロシア幹部。
対ロ強硬派としてウクライナへの軍事支援に積極的だった、
ジョンソン英首相が辞意を表明。
これを受け、ロシアの政権幹部からは辞任を歓迎する声が相次いだ。
タス通信によると、ペスコフ大統領報道官は7日、
「ジョンソン氏は我々を全く愛していないし、我々もそうだ」と指摘。
「対話を通した問題解決の合理性を理解する、よりプロフェッショナルな人々が、
いつか英国の政権に就くことを望む」と述べた。
前首相のメドベージェフ安全保障会議副議長も「ウクライナの最良の友人が去る。
(ウクライナの)勝利が危うくなっている」と通信アプリに投稿。
「ドイツやポーランド、バルト3国からのニュースも待っている」と皮肉った。
ロ外務省のザハロワ情報局長も「リベラル体制は深刻な危機に陥っているのは明らかだ」と訴えた。
英BBCは英国がウクライナへの軍事援助で米国に次ぐ第2の国だったことを指摘。
ジョンソン氏の辞任で「少なくとも西側諸国のウクライナへの援助の努力は弱まる」
とする軍事専門家の意見を紹介し、西側諸国の支援の決意が揺らぐ可能性に言及した。