農林中央金庫は、香港を拠点とする大新金融集団に約10%出資。
金融サービス強化策の一環で、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の、
三菱UFJ銀行が保有する株式を取得。
日本経済新聞は三菱UFJ銀から130億円程度で取得したとみられると報じている。
農林中金は同日、大新金融の子会社である大新銀行と、
それぞれの国・地域での包括的な業務提携を結んだと発表。
現地通貨の調達や協調融資、ビジネスマッチングなどの分野で協力し、金融機能の強化を図り、
広東省南部、香港、マカオから構成される経済圏「グレーターベイエリア」での業容拡大を目指す。
アグリ・フードテックやフィンテックなど先進分野における技術交流や、
それぞれの国・地域の社会的な課題解決にも取り組む方針だ。
日本の食品・農林水産物の輸出促進にも取り組み、日系企業の販路拡大などを図る。
農林中金の発表に先立ち、MUFGは大新金融全株式の売却を決定し、
約3164万株を7日に売却、残る約32万株も2022年度中に市場で売却すると発表。
株式売却に伴い大新金融との資本・業務提携は終了するとしているが、
パートナーとしての位置づけは変わらないとしている。
大新金融集団は1987年設立。グループ全体で約70支店を持っている。
総資産は2565億香港ドル(約3兆7838億円)。
‘@MUFGが逃げたのを農林中央金庫が拾ったのか。