TBSラジオ「森本毅郎 スタンバイ!」が15日の放送で、
今秋に予定される安倍晋三氏の国葬について「リスナーの95%が反対」と伝えた。
岸田総理が会見で、遊説中に銃殺され亡くなった安倍氏の「国葬」を、
今秋に行う方針を明らかにした。
番組では、リスナーにツイッターとメールで意見を募集し、”リアルな声”を聞いた。
番組パーソナリティーの森本毅郎氏は、
「いやいやいやいや、たくさん来ました。皆さんの関心の高さを示しているようで…。
しかも反対が95%。びっくりしちゃいますね」と圧倒的反対に驚きの声を上げた。
「テレビの映像で毎日のように花を手向ける人たちの列が報道されているんで、
結構、安倍さんを悼んで賛成する方が多いかと思いましたが95%が反対でした」
ツイッターで寄せられた意見として、「ホテルニューオータニなら絶対5000円で仕切れるでしょう」
「サントリーも無償でいろいろ提供してくれるでしょう」と、
公費の私物化を批判したリスナーの声を紹介。
森本氏は笑いながら読み上げ「こういう皮肉が出ちゃうんですね」とコメント。
またモリカケ問題(森友学園の決裁文書改ざん、加計学園の獣医学部新設)、
日本会議との関係、旧統一教会との関わりを指摘するものが多く、
メールでは「国会を軽視しウソを繰り返し、まずいものには隠蔽、改ざん。
間接的に人を死に追いやった責任も取らず、税金で賠償金を払わせて強引に幕引き。
こんな指導者が国葬に値するのか」
「民主主義を守るためといった言い回しは大いに違和感があります。
心の痛む事件ではありましたが、事件の本質は民主主義への攻撃ではないし、
民主主義を壊してきたのは自民党の方ではなかったのでしょうか」
「容疑者の動機は民主主義を破壊することではなかったのではないでしょうか」
「自民との関わりがあるとされる統一教会。この問題から国民の目をそらそうとしているようで気持ちが悪いです」
「安倍さんの功罪を検証しないうちに神格化しようとしている雰囲気に怖さを感じます」
と厳しい反対の声が届けられたと紹介。
「外交を自負されていたが北方領土、拉致問題では後退していたと感じる」と、
実績に疑問を抱くリスナーも多いようだ。
自民支持のリスナーからは「国葬となると税金を使うので当然批判も出るでしょう。
あんな悲しい亡くなり方をした方に批判が出るようなことをしてほしくないと思いました。
こんなやり方をする自民党が悪いと思います」の意見も寄せられた。
森本氏は「いやいや、今日は反対のオンパレードでした」と締めくくった。
‘@安倍氏「国葬」95%が反対には驚きだ。
番組を視聴したことが無いから分からないが、番組の特異性もあるのか。
色々な意見を聞かなければと、当たり前のことを改めて痛感。
自民支持のリスナーが「国葬となると税金を使うので当然批判も出るでしょう。
あんな悲しい亡くなり方をした方に批判が出るようなことをしてほしくないと思いました。
こんなやり方をする自民党が悪いと思います」の意見には、
なるほどと膝を叩いた。
わたしには無かった視点だが、反対の声の中で故安倍氏や家族は喜ぶのか。
もしかしたら、その光景も安倍氏には相応しいのかも知れない。