米航空宇宙局(NASA)の探査車「パーサビアランス」の左前部にある、
危険回避用カメラが今月12日、火星の赤い砂の上に落ちている明るい色の物体を捉えた。
NASA関係者はこの物体について、パーサビアランスの着陸時に落ちたひもとの見方を示した。
以前にパーサビアランスがこの一帯を訪れたことはないため、
ひもは風に飛ばされてきた可能性が高いと報道官は指摘。
報道官によると、パーサビアランスは現在、「ジェゼロクレーター」と呼ばれる、
古代に形成された三角州を探査中で、数十億年前の火星に存在した可能性のある、
微小生命体の兆候を探しているという。
パーサビアランスが4日後に同じ場所を訪れたとき、ひもは消えていた。