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より良い日本へ願いを込めて。

​安倍氏の葬儀会場は増上寺。

安倍氏菩提寺山口県長門市にある浄土宗寺院であり、安倍家歴代の墓所もそこにある。



浄土宗の大本山増上寺で密葬が行われたのも、同じ宗旨だからだ。

統一教会安倍氏との関係は祖父、岸信介元首相の時代にさかのぼるという。

統一教会の元会長、郭錠煥(カク・ジョンファン)氏は7月19日、ソウルで記者会見し、

「(統一教会創設者の)文鮮明総裁は安倍氏の祖父の岸信介元首相や父の晋太郎氏と近かった」と述べている。



安倍氏にとってみれば、祖父や父からの「近からず、遠からず」の関係を受け継いだだけのことだったのだろう。

国会議員は宗教の票田を狙い、宗教側も権力を利用するという構図だ。

安倍氏サイドにとってみれば、統一教会も票田のひとつに過ぎなかった。

政治家にとって教団と信者、あるいは信者同士の結束が強い新宗教を狙うほうが、

はるかに票田としては魅力的に映るのだ。



しかし、今回は相手が悪かった。世界各国ではカルト教団として警戒されている統一教会である。

安倍氏の取り巻きはもっと、統一教会の内情を精査すべきだった。

オウム事件から四半世紀が経過し、カルトへの警戒を緩めてしまっていたことは否めない。

政治家の節操のなさと、宗教に対する無知が、今回の悲劇を生んだともいえるだろう。

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)浄土宗僧侶/ジャーナリスト1974年生まれ。成城大学卒業。



‘@祖父や父からの「近からず、遠からず」の関係を受け継いだだけのことではなく、

あまりにも近く、統一教会を賛辞し過ぎた。

統一教会は票田だけではなく、日本会議同様政治の中にも入り込んでいた。

統一教会のことは少し調べれば分かるし、弁護士らも自民党安倍氏らに散々注意喚起を促していた。

それを無視して、統一教会と仲良くしていたのだ。

まさしく、政治家の節操のなさと、宗教に対する無知が、今回の悲劇を生んだのだ。

それなのに、彼らはまだ懲りずに統一教会との関係を続けようとしている。

それは、山上容疑者の母親となんら変わらないということだ。

完全に腐りきっている。



7月11日に都内で実施した会見で、家庭連合の田中富弘会長は、

教団は「(旧統一教会の)行事や企画で献金要請されることはありません」

献金はご自身の意思で行う」と発言。



その田中会長は17日、礼拝で信者にビデオメッセージを配信。

献金は宗教において大切な行為 献金は天の事情願いを知り 

その願いに答えていきたいとする 心の表れとして  

信者にとって大切な行為であり  誇るべき行いです」と、涙ながらに訴えた。

田中会長の最初の会見を聞いた時に、質問にもテキパキと分かりやすく答えていたので、

頭のいい人だと感心していたが、その頭の良さは、ウソが散りばめられた、

超1級の詐欺師の頭の良さと弁舌だった。

普通の人は簡単に騙されるかもしれない。

メディアも宗教絡みだからあまり突っ込めないのだろうが、家庭連合と母親の関係が今回の事件の真相ならば、

田中会長にも相当の責任があるはずだ。

山上容疑者の母親が検察に対し「息子が大変な事件を起こし、申し訳ない」と謝罪していると報じたが、

「今回の事件で旧統一教会を批判にさらして迷惑をかけてしまい申し訳ない」という趣旨の話もしている。