最初の感染から半年以内に再感染する事例が相次いでいる、
そんば中、注目を集めているのが、再感染による死亡・入院リスクや後遺症。
調査した米セントルイス・ワシントン大の研究論文(査読前)を米CNNなどが報じている。
研究チームは米退役軍人省の医療データを用いて、1回だけ感染した約26万人と、
2回以上感染した約3万9000人、感染したことのない約540万人の健康記録を比較。
論文によると、1回だけ感染した人に比べ、2回以上感染した人は、
最後の感染から半年以内の死亡率が約2.1倍、
入院率が約3倍、後遺症を抱えるリスクが約1.8倍に達した。
再感染によって死亡や入院リスクなどが高まる仕組みは不明としている。
この論文通りなら、2度目、3度目の感染は危険性を増す。
昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)は
「結果をきちんと評価するためには、1回目と2回目以降でどの株に感染したのか、
また、ワクチン接種の有無など、細かく見る必要があります」と説明。
新型コロナが心筋炎や血栓など、さまざまな合併症を生む可能性があることは指摘されてきた。
また、後遺症で苦しんでいる人もいる。
「ただの風邪」と侮らず、感染しないに越したことはない。