自民党が8月の臨時国会で実施する予定だった、
銃撃事件で死亡した安倍晋三氏の衆院本会議での追悼演説について、
8月3日召集の臨時国会の会期中は見送る方針を固めた。
追悼演説は当初、同党の甘利明議員(麻生派)が同5日に行う予定だったが、
甘利議員が演説を行うことに対して、与野党の反発が強まった。
特に会長の安倍氏を失った自民党安倍派(清和会、97人)で批判が強まったことが大きな要因となった。
安倍派が反発を強めたのは、甘利氏の20日のメールマガジンがきっかけだ。
この中で甘利氏は安倍派について「『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ない。
誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」と指摘。
これに安倍派最高顧問の衛藤征士郎・元衆院副議長は21日の同派会合で、
「こんなに侮辱されたことはない」と激しく反発。
派内では他にも「甘利氏こそカリスマ性がない」などと批判する声が相次いだ。
党は甘利氏の人選は安倍昭恵夫人の意向を踏まえたためとしているが、
同派から「なぜ安倍氏が残した派閥をばかにする甘利氏に演説させるのか」などの声が噴出。
自民党は、国葬の準備状況なども見極めながら、秋以降の追悼演説の実施を再検討する構えだ。
‘@甘利のバカさ加減に、国民もうんざりだ。
安倍派をバカにするということは、安倍氏をバカにすることにもつながる。
なぜか、安倍氏が絡むと、揉め事が多い。
だから、岸田総理の支持率が高いのだろう。