OPECのハイサム・アルガイス事務局長は、
OPECと非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が生産協定を結ぶ上で、
ロシアの参加は不可欠だとの見方を示した。
OPECプラスは8月3日に会合を開き、9月の生産量据え置きを検討する見通し。
アルガイス氏にとってはOPEC事務局長として初めての会合になる。
同氏は「最近の原油価格上昇はロシアとウクライナの戦争だけに起因するわけではない」と発言。
あらゆるデータからは、ロシアのウクライナ侵攻前から原油価格が緩やかで累積的に上がり始めている。
それは市場に増産余力が不足しているとの認識が広がったためだと指摘。
実際増産余力を持つ国はごく少数に限定されていると強調。
ロシアがOPECと決して競合する関係にはないとした。