「安倍元首相の殺害動機に関心ない…人間的にどうなのか」
全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が、
30日放送の「報道特集」にVTR出演し、家庭連合(旧統一教会)をめぐる政治家の発言に対する疑問を口にした。
自民党の福田達夫総務会長は29日の会見で、教団と党所属議員との関係が取り沙汰されていることに、
「正直、僕自身が個人的に全く関係がないので、何でこんな騒いでいるのか正直よく分からない」
「何が問題か、僕はよく分からない」などと発言。
また、過去に教団の関連団体のイベントで実行委員長を務めた二之湯智国家公安委員長。
教団との関係をめぐるこうしたの言動に、紀藤弁護士は、
「政治家というのは、そこまで市民の感覚から遠いのかなというのも、ちょっとがく然とした思いです」
と失望感を強く示した。
安倍晋三氏が8日、奈良市内で応援演説中に銃撃され死亡。
殺人容疑で送検された山上徹也容疑者は、母が多額の献金をしていた、
家庭連合教団へ強い恨みを抱いていたと動機を供述。
紀藤弁護士は「自民党の元総裁で元首相が殺害されたという事件に関して、
自民党の政治家が殺害動機に関心を持たないということ自体も、
人間的にどうなのかなというくらいに非常に驚きました」と、厳しく批判。
‘@そもそも、自民党と統一教会の関係は安倍マターであることが判明している。
結局、議員たちは安倍氏の死よりも自分たちの保身の方が大事なのだ。
親分銃撃のきっかけでもある統一教会と、自分たちもズブズブの関係であることを認めることは出来ない。
だから、福田達夫総務会長のような理不尽な発言が当たり前のように出る。
先日も記したが、普通に考えれば山上容疑者の行為のきっかけとなった統一教会にも怒りが向くはずなのに、
なんのことはない、自分たちも統一教会とズブズブの関係。
安倍政権で都度行ってきたように、のらりくらりとかわしていればそのうち国民は忘れる。
彼らは、そう思っているのだ。
わたしと同じ見方の紀藤弁護士も分かっていて、弁護士だから直接的なことは言えないが、
「親分が殺害された事件に関心を持たないということは、人間的にもどうなのか」と、
強い不信感と憤りを感じている。
当たり前のことが当たり前で無くなる。
それだけ腐敗し、汚染されているということだ。
国民が浄化するしかないのだ。