安倍氏銃撃は民主主義に対する挑戦ではない。
安倍晋三氏の銃撃事件は、恐怖を植え付けることで、
政治的目的を達成しようとするテロリズムの定義には当てはまらない。
暴力によって社会を変えようとした意図は山上容疑者にはない。
暴力によって恨みを晴らし、社会に統一教会の存在を訴えかけたかったのだ。
政治に影響を与えるとか、民主主義への挑戦などでは無い。
恨みに思っている統一教会のトップを襲撃しようと思ったが思うようにできず、
統一教会と仲が良く広告塔になっている安倍氏なら、環境的にできそうなので狙い銃撃した。
母親が統一教会にのめり込み、あまりにも貧しい幼少期を過ごした山上兄弟。
母親が総額約1億円を献金した統一教会への私的な怨恨を募らせ、最終的に教団とつながりがある安倍氏を狙った。
知名度も影響力もある政治家が、選挙の街頭演説中、公衆の面前で一市民に殺害される。
あってはならない、断じて許される行為ではない。
一方、容疑者の思惑は達成され、容疑者の思い道理統一教会問題は世間の知る所となった。
統一教会にダメージを与えることにも成功している。
結果的に意図が達成されたことになる。
御用自民の産経やフジが陰謀論説や民主主義に対する挑戦だなどとひたすら流布しているが、
だからといってそれが、民主主義への挑戦とか民主主義の危機というのなら、
そこまで貧困だった山上兄弟を放ったらかしてきた社会こそ民主主義が欠落している。
そしてその元凶となる団体と仲良く付き合っていた自民党こそ民主主義の崩落だ。
統一教会と仲良く付き合っていたから、山上容疑者のような被害者に目を瞑ってきとさえ思える。
統一教会に関係した政治家は、民主主義への挑戦などと煙に巻くような発言をせず、
今までカルト団体と懇意にしてきたことを大いに反省し、山上容疑者のような家庭を守ることを誓うべきだ。