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東京都コロナ時短命令は「違法」確定。

新型コロナ対応の改正特別措置法に基づき東京都が、飲食チェーン「グローバルダイニング」(港区)に、

営業時間短縮命令を出したのは「違法」だとした東京地裁判決(5月)は、

同社が16日に東京高裁の控訴審第1回口頭弁論後に控訴を取り下げ、確定した。



都への損害賠償請求自体は棄却しており、都は控訴していなかった。

都は緊急事態宣言中の2021年3月、深夜まで営業を続ける同社の26店舗に時短命令を出した。

特措法は命令が出せる要件を「特に必要があると認めるとき」に限定しており、

感染者数が減少して、宣言が3日後に解除されるタイミングで時短命令が出された状況を、

地裁は要件を満たしていないと判断。

一方、都の時短命令として初のケースだったため、過失は否定して請求を棄却。



同社側代理人の倉持麟太郎弁護士は「控訴審判決が出るまでに時間がかかる。

(取り下げて)早期に1審判決を確定させることに意義がある」と、取り下げ理由を説明。

倉持弁護士は、山尾志桜里(菅野 志桜里)のお相手。