26日 また新たに60代から90歳以上までの男女7人の死亡が確認された。
沖縄では20日に新規感染者数が初めて5000人台となり、累計の感染者数は30万人を超えるなど、
新型コロナの感染拡大が止まらない。
観光客などの人流を止めず、ウイルスの感染は拡大し放題。まさに、今の日本を象徴している。
沖縄で医療を支える医師は「これまでで一番怖い状況」と恐怖感を隠さない。
本島北部で新型コロナ患者の受入れをする県立北部病院は、
35床あるコロナ病床は33床でほぼ満床、一般病床は満床の状態。
コロナ病床を確保するために、本来必要な医療を提供できていない現状が続いているという。
県立北部病院 永田恵蔵医師。
「きょうも11人退院されたが、その中で半分以上は療養期間を終えた訳ではなくて、
“大丈夫だろう”という予想のもとで、自宅療養に切りかえたり、ホテル療養に切りかえている状況。
帰って頂いたけどやっぱりきつくなって、再度救急車で来られたとか。
この２年間の中で、１番いま、怖いなという状況ではあります」と悲痛な状況を訴える。
新型コロナ患者の入退院が頻繁に行われ職員にも従来のような余裕がない現状で。
今月、県立北部病院では入院患者４人、職員３人のクラスターも発生しています。
一方で世の中は「夜帰る時に飲食店を見たら、酔っぱらった人たちが歩いていたりするのを見たりすると、
世間とのギャップを感じるというか。６月の梅雨明けの中旬くらいから、交通外傷だったり、
飲酒の問題とかで救急搬送されている方が目に付くようになってきてー」と不信感を口にした。
「今の状況で経済活動を止めない理由もあると思うんですけど。亡くなっていく方とか、
医療を受けられない方たちが出てくるというのを言わないまま、
『ただ経済活動をやりましょう』といっているのは、なんかおかしいなと思います」と、吐露した。
（どこに？だれにだすのか？お笑いだ）
医療現場がひっ迫し、感染者や死者が増え続けても県はいまだ行動制限はしない。
「これまでで一番怖い」という医療現場の声は、県や国に虚しく飲み込まれる。
沖縄では7月31日も2日続けての5000人台、過去最多更新の5250人の新規感染確認となり、
濃厚接触により仕事を休んでいる医療従事者は21日に初めて1000人を超え、医療現場への負担が増している。
