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​福田康夫「安倍氏被害者北朝鮮に帰すの反対事実ない」

福田康夫元総理は共同通信のインタビューで、

2002年10月に北朝鮮から一時帰国した蓮池薫さんら拉致被害者5人について、

当時の小泉政権が日本永住を決定するまでの経緯を振り返った。

福田氏は当時の官房長官

5人を北朝鮮に戻すべきかどうか、政府内で意見が対立していたとの見方を否定。

安倍晋三官房副長官が、福田氏に被害者を北朝鮮に帰すことへの反対意見を伝えた事実もないと強調。



‘@安倍氏死去のあと、いろいろな事実が暴かれ始めている。

安倍政権、拉致被害者2人の一時帰国拒否。
 
小泉純一郎総理(当時)の初訪朝から、17日で20年。

日本政府が安倍政権当時の2014~15年ごろ、政府認定拉致被害者の田中実さん=失踪当時(28)=と、

拉致の可能性を排除できないとしている金田龍光さん=同(26)=の、

「一時帰国」に関する提案を北朝鮮から受けていた。

2人に関して「妻子と共に暮らしている」と北朝鮮が説明したことは判明しているが、

一時帰国の提案が明らかになるのは初めて。

提案に応じれば拉致問題の幕引きを狙う北朝鮮のペースにはまりかねないと警戒し、拒否したという。

小泉氏が挑戦したように1人でも2人でも帰国させるべきだった。

小泉氏の時も1回で帰ってきた分けではない。

安倍氏がなぜ弱腰になったのか理解できない。

小泉政権当時、安倍氏拉致被害者を絶対返すなとまことしやかに流れているが、

上記の事実でも、福田氏の証言でも、やはりウソだったことが良く分かる。




当時、安倍官房副長官高野紀元外務審議官が一時、「宣言の署名を見送るべきだ」と主張、

と『産経』が報じた。

安倍が首相に迫った「拉致問題について金総書記の口から謝罪と経緯の話がない限り、

共同宣言調印は考えた方がいい」決裂もありうると『毎日』が報じた。

だが後に、この話はデマだったことが判明。

日朝首脳会談の立役者で会談に同行していた田中均アジア大洋州局長(当時)が後に、

安倍氏の署名見送り進言があったことをはっきりと否定している。

そもそも金総書記が拉致を認めて謝罪しなければ平壌宣言に署名できないのは、

会談関係者全員の基本認識だったから、わざわざそんなことを言う必要もなかったと説明。

そして、このデマ武勇伝をメディアにリークしたのは、安倍氏本人だった。

長官を差し置いて副長官が断定的な意見を述べることはあり得ない、

それだけでも、普通は眉唾ものだと思う。



5人は日朝首脳会談での拉致問題進展を受け、10月15日に一時帰国。

当初の滞在期限が迫る中、政府は同月24日に5人の日本永住を決めた。

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元副代表で、拉致被害者蓮池薫氏の兄、蓮池透氏(65)が、

拉致被害者横田めぐみさん(55)の父、横田滋さんの訃報に触れ「安倍首相責任を取ってください!」と、訴えた。

横田さんが老衰のため亡くなった2020年6月5日、蓮池氏はツイッターを更新。

「また『断腸の思い』と繰り返した安倍首相。『申し訳ない』は付け足したが。

自分たちの無為無策を棚に上げて、拉致問題が進展しないのは国民の関心が薄れているせいだ、と平気で言う政府」と批判。

「みなさん、いい加減気付いてください。安倍首相は拉致被害者を救出するなどという気はさらさらないのです。

この期に及んで『早期』救出とか言っているではありませんか。今こそ、安倍首相責任を取ってください!

と叫ばなくてはなりません」と述べた。

2015年12月9日に開かれた辻元清美衆院議員の政治活動20周年パーティで、

蓮池透氏の「安倍首相ウソつき」発言が飛び出した。

会の冒頭、辻元氏と田原総一朗氏の対談が行われていたが、

客席にいた鳥越俊太郎氏と蓮池氏を見つけた辻元氏が、ふたりをステージ上に招き、急遽4人でのトークとなった。



そして、蓮池氏の口から、「安倍さんは、拉致問題を利用して、総理大臣になった」の発言が飛び出した。

「彼はどういうふうに喧伝していたかというと、小泉訪朝に官房副長官として一緒に行って、

北朝鮮側、金正日総書記から拉致問題について謝罪と経緯の報告がなければ、

日朝平壌宣言にサインをせず、席を立って帰るべきだと自分が進言したと。そういうことになっているが、ウソ。

それは、みんなの共通認識だったんだから」と述べた。

安倍氏は昔からバレる嘘を平気で付いていた。

さらに、「弟たちが北朝鮮から一時帰国ということで帰ってきたとき、当初2週間で帰ることになっていた。

そのときに帰国した被害者5人を安倍さんは体を張って必死に止めたっていうんだけど、これも真っ赤なウソ! 

止めたのは、私なんだから! 安倍さんが止めたって言うのであれば、

途中で電話をしてくるとかあるはずだけど、そんなのない。あれは、安倍さんが止めたんじゃない、私が止めたんだ!」

この「北朝鮮への帰国を体を張って止めた」という話も、先ほどの「署名見送り進言」デマ同様流布している。

安倍氏自身も、Facebookで“帰さないという自分の判断は正しかった”と書き込むなど、

あたかも自分の手柄のように語っていた。蓮池氏によると、これも真っ赤なウソ。



朝日新聞で今年9月に福田康夫さんのインタビューが載って、「5人を帰すかどうか、苦悩した」と。

その記事のなかに、安倍さんが「5人の意見を集約しました」と福田さんに言ってきたとあったんですが、

そんなことしてません!」

このウソが今回福田氏の発言で証明された。それは福田氏自身もウソを付いていたことを暴露したことになる。

「そういう美談がはびこっているわけですよ、世の中に。安倍さんはすごく拉致被害者に寄り添っている、

みたいなイメージ。その美談を利用して総理大臣になったんですよ」蓮池氏は語気を強めた。

蓮池氏の訴えは強権政治とメディアにかき消されたが、

正義は必ずいつか真実を暴くことを証明した。