政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​産経・国葬でも変わらぬ統一教会騒ぎ。

自分の親が死んで葬式をしている時、玄関先で大騒ぎされたら遺族はどんな気持ちか。

安倍御用産経と花田紀凱


安倍晋三元総理の国葬が無事、平穏に終わってほっとした。菅義偉前総理の追悼の辞は心に染みた。

それにしても国葬当日にも国会前や九段下で反対のプラカードを掲げ、

大声でシュプレヒコールを続けていた連中は礼節ということを知らないのか。

自分の親が死んで葬式をしている時、玄関先で大騒ぎされたら遺族はどんな気持ちになるか。

国会前でデモの先頭に立っていた日本共産党志位和夫委員長、

「この日くらいは静かにしていよう」の呼びかけがなぜできないのか。

かの山口二郎センセイではないが、「オマエは人間じゃない!」と言いたくなった。

今週も読むべき週刊誌は『ニューズウィーク日本版』(10・4)のみというのが寂しい。



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ニューズウィーク日本版

2022年08月17日(水)11時30分

安倍元首相の国葬は、日本のイメージを悪化させただけ

統一教会をたたけば全てが終わるのか?

安倍元首相の責任も問うべきだし、国葬の是非も吟味されるべきではないか

あの事件は、戦前の日本で起きた首相・有力政治家の暗殺とは違う。

戦前は、日本の行く末に大げさな使命感を持った連中が暗殺に走ったが、

今回は個人、そしてその家族の生活を破壊された恨みが山上徹也容疑者を突き動かした。

しかし、旧統一教会の幹部ではなく自民党で旧統一教会の窓口だったとされる安倍元首相を撃ったことで、

山上は日本の民主主義体制の暗部を白日の下にさらした。

統一教会に限らず、モラルや法に反する団体でも、

政治家に票と運動員を提供することでお目こぼしを受けて繁栄し続けることができる。

そしてここには、韓国への辛めの対応を主張する自民党の議員たちが、

ほかならぬ韓国で発祥した旧統一教会の支援を受け、教団は日本人から資金を巻き上げるという、

ねじれた構造も垣間見える。

この構造のしわ寄せで家庭を破壊された者が、構造の頂点に立つ政治家を殺す。

ここでは山上も安倍元首相も体制の被害者に見える。

安倍氏は私益のためというより、以前から続く利権構造の中で振られた役割を、

清濁併せのむことで果たしていただけなのだから。

だが1つ分からないことがある。旧統一教会たたきの論理を突き詰めるなら、

安倍元首相の責任も問われるべきだし、国葬の是非も吟味されるべきではないか。

統一教会への恨みを安倍元首相に向けるのは論理の飛躍だということで、

容疑者の山上は精神鑑定中だそうだが、それならば「旧統一教会と関係を持った者は全てバツ

しかし安倍元首相の国葬は不問」という論理も、鑑定を必要とするのでないか?



ニューズウィーク日本版

9/30(金) 20:53配信

フランスで日本の国葬に関するポジティブな報道は見られない。

【RIKAママ(仏在住ブロガー)】

日本での安倍元総理の国葬にまつわる論争が激化していた中、

私は、フランスではこの国葬がどのように報道されるのかを注目していました。

ひととおりのフランスの報道機関による、この日本の国葬についての報道は、どれも似たり寄ったりで、

国葬儀そのものよりも、その背景に焦点が当てられ、この国葬に対して国民の約6割が反対していること、

またこの意見は日本では珍しい数千人単位のデモが起こり続けてきたこと、

国葬儀の1週間ほど前には抗議のために首相官邸前でガソリンを被って火をつける人までいたこと、

1,200万ユーロという税金がつぎ込まれたこと、

日本政府が見込んでいた海外からの要人の弔問客もG7の現職の首脳は現れなかったこと、これにつれて、

現首相の支持率が急落したことなどに言及しています。つまり、ポジティブな要素はまるでありません。



ニューズウィーク日本版

2022年09月29日(木)18時49分

国葬」は露骨で危険な安倍崇拝の儀式だった

菅元首相が友人代表として行ったスピーチは「エモい」と評判が良かったようだが。

9月27日、安倍元首相の国葬日本武道館にて執り行われた。

この国葬が本来行われるべきではない行事であるのは、このコラムで繰り返し書き連ねてきた通りだ。

そのうえで行われたこの国葬を、筆者は中継や夜のニュースで見てみたのだが、

内容面でも極めて問題があるイベントであった。

「民主主義を守る」という建前はどこへ

実際に行われた国葬は、日本国憲法に書かれているような近代的な民主主義の理念とはかけ離れた、

国家主義的・権威主義的・民族主義的な内容のイベントだった。

自衛隊が至る所で活用され、追悼の辞では「自由」や「民主主義」、「人権」というキーワードではなく、

「国家」、「日本」という保守派に媚びたようなキーワードが目立った。

踏み込んでいえば、安倍元首相を個人崇拝する右派グループの安倍晋三とのお別れ会を、

税金を使って行ってあげたようなものだった。



ニューズウィーク日本版

9/29(木) 16:22配信

安倍元首相の国葬を「日本国の葬式」にしないために

アベノミクスの「魔術」が消えた今の日本は、昭和の戦前とうり二つ>

9月27日は安倍元首相の国葬である。

19日のエリザベス英連合王国女王の国葬と違って、賛否両論で騒然そのものだが、

それは日本の首相が国家元首ではないからだ。

首相は、議会での多数決で選ばれた「行政府の長」にすぎず、国民全体を代表する「日本の元首」は天皇

だから安倍元首相の特別の功績をたたえるなら、内閣・自民党合同葬がふさわしい。

外国の賓客は、別に国葬でなくても来るだろう。

賓客を接遇する費用が膨大で自民党では負担できないから国葬にしたのが実情なら、それは本末転倒だ。

外国との関係では、今回参列した外国首脳のうち何人が、日本を再訪してくれるだろう。

今の日本のありさまを見ていると、この国葬は読んで字のごとく、まさに「日本国のお葬式」になりかねないと思う。