多くの国民が反対した安倍晋三氏の国葬儀について、
政府は有識者ヒアリングで総額約12.4億円の経費支出の妥当性などを検証しているが、会議は非公開。
さらに、警視庁が警備にかかった費用内訳を記した文書を開示したが、これも総真っ黒の“のり弁”状態。
岸田総理は「丁寧に説明する」と繰り返すが、口ばかりのようだ。
政府の説明では国葬経費のうち、警備費にかかったのは4.8億円。
「安倍元総理国葬警備関する経費」と題された警視庁の文書を入手したのは、
立憲民主党・元衆院議員の川内博史氏。
8月27日に国葬の警備を担当した全都道府県警に対し、警備費の内訳を示す文書の開示請求を申請。
今月14日に警視庁から文書が開示されたが、中身はほぼ真っ黒にマスキング。
「積算内訳」と記された資料には「詳細は別紙1のとおり」とある。その別紙1には「麹町」「丸の内」「神田」など、
都内97署と5つの方面本部などの名称が記載されているが、警備にかかった人数や費用は総黒塗り。
何もかも隠されている。
隠さなければならない不都合があるからだ。
黒塗りされたものを情報開示とは言わない。
まさかダジャレじゃあるまいに。