10月以降、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アムステルダム国立美術館、
パラッツォ・ボナパルト、ノルウェー国立美術館などで、展示中のゴッホやモネなどの名画がその標的となってきた。
次から次へと発生する事態には懸念が高まっている。
10月14日、ロンドンのナショナル・ギャラリーにある、
ゴッホの絵画『ひまわり』にスープをかけるという行動に出たのは、
英国の過激派環境活動団体ジャスト・ストップ・オイルの活動に参加する、
21歳のフィービー・プラマーとアナ・ホーランドの2人。
2名は警察に逮捕され、同日、警察はジャスト・ストップ・オイルのプロテストに関連して28人を逮捕した。
アルジャジーラは、気候変動の影響による災害などが増えるに従って、
今後、こうした過激な行動が増加する可能性がある一方、こうした「エコ・テロリズム」の効果は低く、
むしろ右翼に逆手に取られるといった逆効果につながる可能性があるという専門家の見解を伝えた。
5月にはパリのルーブル美術館のモナリザにケーキが投げつけられるという事件も起こった。
ジャスト・ストップ・オイルの活動は、英国だけでなく欧州各地、北米、オーストラリアにも広がっている。
具体的な活動メンバー数は不明だが、そのツイッターフォロワー数は5.4万。
波紋を呼ぶ過激派の行動だが、今後、無視できないものんいなる可能性があると見られている。
‘@決して許される行為ではない。