ソフトバンクは25日、災害で土砂やがれきに生き埋めになった人のスマートフォンの電波をドローンで探知し、
位置を特定する技術を千葉県生村などで初めて公開。
来年以降の商用化を目指すという。
この日のデモンストレーションでは、有線で電気を供給しながら飛ぶ2機のドローンが、
土砂に埋まったスマホの位置を特定した。9月ごろに実証実験が成功したという。
有線給電により長時間利用できるほか、補助ドローンがケーブルを持ち上げることで、
障害物を避けて広範囲を移動することが可能となった。
また、ドローンからWi-Fiの電波を発射することで、他社の通信回線を利用する遭難者のスマホの位置も特定できる。
山菜採りなどでスマホを身に着けず遭難してしまった人に向けて呼びかけができるスピーカーも搭載。
位置を特定するためにはスマホの電源が付いており、専用アプリをインストールしておく必要がある。
システムは同社と双葉電子工業が、東京工大工学院の藤井輝也研究室と共同で、
平成28年から研究を続けて開発。ソフトバンクフェローを務める藤井教授(64)は、
「商用化にもっていきたい」と意気込む。
‘@専用アプリが必要なようだが、災害時などに素早い救助の有力な手段となり、救助者の負担も軽減される。
無線でできるようになれば軍事利用も可能だ。
アプリが無くてもできるようになるのでは。