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より良い日本へ願いを込めて。

​新型コロナ「2回感染」した人は死亡リスク上昇。

新形コロナに一度感染した後、体の「異変」を感じている人は少なくない。

その状態で再感染すると、恐ろしい事態に襲われるかもしれない。

これまで日本人の5人に1人、のべおよそ2400万人が新型コロナウイルスに感染。

「第8波」で襲ってくる新型コロナは、これまでとは異なる株だ。

BQ.1や『ケルベロス』と呼ばれるBQ.1.1、『グリフォン』と呼ばれるXBBなどの変異株が一部の地域で増加していて、

特に欧米ではBQ.1系統がすでに7割を占めるようになり、日本にも秋以降上陸している。

今後は日本でもこうした株に急速に置き換わっていく可能性が高い。



これらの変異株の最大の特徴は、ワクチン接種や感染によって獲得した免疫をかいくぐって感染する能力が高いという。

しかも今回は、過去の波のように「デルタ株」「BA.5」など単独の株が大流行しているのではなく、

同時に複数の変異株が日本に上陸している。

つまり一度感染した人であっても、別の変異株に2度、3度と感染してしまう可能性がある。

アメリカの名門・ワシントン大学セントルイス校医学部で臨床疫学センター長を務める、ジヤド・アルアリー博士は、

退役軍人約580万人の健康データを、コロナの流行が始まった2020年から今年にかけておよそ2年分、収集して分析。



結果、コロナに感染する回数が増えると、死亡率が2倍以上も上昇。

コロナに2回、3回と繰り返し感染すると、内臓疾患などの合併症や後遺症を患うリスクも大きく増加、

疾患によっては3.5倍以上にもなる。

今後は再感染を防ぐことが、重症者や死者を減らすうえでとても重要になってくるという。

最もリスクが上昇したのが「肺疾患」と「腎臓疾患」だという。

若い患者であれば、たとえ肺炎を起こしても、治癒すればその痕はほとんどわからなくなる。

ところが高齢者には、『やや重症』という程度の肺炎でも顕著な傷痕が残り、肺機能が大きく低下してしまうことがある。

肺そのものは痛みを感じるわけではないので、コロナの症状が引くと『治った』と思ってしまうが、

実際には肺が細かな組織レベルでダメージを負っていて、2回目・3回目と感染するたびにそれが蓄積し、

より重症になってゆく可能性がある。

また、一度新型コロナに感染して肺の感染防御機能が低下した状態では、ウイルスそのものに感染しやすくなるおそれもある。

再感染した人は1回感染した人に比べ、前者のリスクが3.54倍、後者のリスクが3.55倍と激増している。



‘@何度も言うが、感染しないのが何より。

新形コロナは、ただの風邪ではない。