2012年の衆院選で初当選（比例北関東ブロック）を果たした公明党の岡本三成衆院議員（57）。
昨年の衆院選では公明党の太田昭宏前代表から譲り受けた東京12区から出馬し4選を果たし、財務副大臣に就任。
党内では“次代の代表候補”との呼び声も高い。
創価大を卒業後、シティバンクを経て、ゴールドマン・サックス証券に入社。
40歳で執行役員に就任した人物で資産10億超の大富豪としても知られる。
山梨県内の山中湖付近にある別荘や都内に賃貸用アパートを2軒持つほか、米NYにも7軒の不動産を所有している。
資産公開法に基づき、昨年の資産等報告書が公開された時には、総資産が約7000万円と報じられた。
物件数から想定される金額とかけ離れているのは海外の物件については価格を届け出る法的義務がない。
ニューヨーク郊外の町・ハリソンにある物件は、不動産サイトの推計評価額は、日本円にして約1億4000万円だ。
また、同じエリアのライにある別の一軒家の評価額は約1億8000万円にのぼる。
そうしたエリアを中心に岡本議員が保有する不動産は、いずれも1億円超の豪邸で、7軒の総額は約9億4000万円。
日本の不動産と合わせて10億円を優に超える資産を持つのだ。
実際、所得等報告書によれば、2015年の家賃収入は年間6000万円を超えている。
そんな岡本議員に資産公開法違反の疑いがあることが発覚。
「週刊文春」が独自に調査したところ、岡本議員は米中西部のイリノイ州にもう一軒、不動産を所有している。
推計評価額は約5800万円だ。
ところが、昨年の資産等報告書にはこの不動産の届け出はない。
国会議員は海外に所有する不動産であっても、資産等報告書で正確に届け出なければならない。
岡本事務所は、
「事務的なミスによるものであり、訂正等必要な手続きを行っています。今後は正確な報告に努めて参ります」と回答。
「週刊文春」では、岡本氏が2018年と2019年に開催した政治資金パーティ、
「衆議院議員 岡本三成君を励ます会」を巡る政治資金規正法違反疑惑についても報じている。
‘＠公明党もガタガタのグジュグジュ、不正議員の温床だ。
