北京市など中国の大都市を中心に、新型コロナの感染が急速に広がっている。
7日以降、「ゼロコロナ」政策の大幅緩和が進んだ結果、PCR検査数が減り、
当局が確認する感染者数は減少傾向にあるが、医療機関の利用者は逆に急増している。
中国の秦剛駐米大使は12日、近い将来に中国の新型コロナ規制がさらに緩和され、
同国への渡航がより容易になるとの見通しを示した。
中国は厳格な「ゼロコロナ」政策の規制緩和を進めているなか、海外からの渡航者にはほぼ閉鎖したままで、
国際線の運航数は依然としてコロナ前水準のわずかにとどまっている。
到着時には8日間の隔離が必要。
現在、大幅緩和を受けて病院など一部を除き、PCR検査の陰性証明書の提示は不要だ。
検査を受ける人が減り、当局による実態把握が難しくなる中、発熱外来のある病院には、数時間待ちの行列ができている。
中国メディアによると、北京では救急車の出動要請が普段の約6倍に相当する3万件超になった。
当局は、重篤な状態でなければ救急車の利用を控えるよう求めているという。
そうした中でも、当局は日本同様対策の緩和姿勢を強めている。
中国国家疾病予防管理センター元主任の馮子健氏は6日、北京市・清華大学で行った講演で、
「数理モデルによると、第一波のピークでは感染率は60%前後に達する。
その後、安定期を迎えるが、最終的には全中国人の80~90%が感染するだろう」と発言。
中国国内では早くも「解熱剤」の売り切れが始まっており、「パブロンゴールド」を買い占めている。
‘@日本でも「ワールドカップを見よ、世界ではマスクもつけずに、スタジアムで騒いでいる」
と、新形コロナでの日本の対策を非難する声が多く聞かれた。
だが、大幅緩和すれば中国のように一気に感染が拡大し、死者が増える。
英紙エコノミストはコロナ対策を緩和すれば、最大で1日4500万人が感染するとの予測を示した。
これまで中国ではロックダウンなど新型コロナ対策に伴う混乱はあったが、
コロナそのものによる混乱は、初期の武漢市をのぞいてなかったと言ってもいい.
死者もほとんど出ていない。
新形コロナ対策転換後の今後は、これまで経験してきたような問題を再度経験することになるだろう。
医療崩壊による死亡率の上昇、感染者の多発による工場や物流の操業停止とサプライチェーンの混乱などが考えられる。
経済的に深いつながりを持つ日本への波及も免れられない。
そうならないことを願うのみだ。毛沢さん。
12日、北海道内では新たに新型コロナに感染して、31人が死亡。
高齢者が減少して安堵しているようにしか思えない。(怒)