英中部マンチェスターの中国総領事館で、
中国の習近平国家主席に反対する抗議活動に参加していた男性が暴行を受けたとされる事件を巡り、
中国は英政府が事情聴取を求めていた6人の当局者を国外退避させた。
英国のクレバリー外相が14日、明らかにした。
クレバリー外相によると、中国が退避させた6人にはマンチェスター総領事も含まれる。
問題の事件は10月16日に発生。
中国共産党大会の開幕に合わせて在英香港人など30─40人が抗議活動を行っていたところ、
男性1人が中国総領事館の敷地内に引きずり込まれ、複数人から暴行を受けた。
事情聴取を行うため英警察は6人の中国当局者の外交特権の放棄を要請。
中国はこれ受け、総領事を含む当局者を英国から退避させた。
クレバリー外相は声明で「これらの人物が事情聴取を受けることも、司法に直面することもないことを遺憾に思う」と表明。
グレーター・マンチェスター警察は同抗議活動に関連する調査を継続するとしている。

新型コロナの世界的な大流行が発生して以降、ヨーロッパの指導者が北京を訪れるのは初めて。
ショルツ首相は、ロシアの核による威嚇が「無責任かつ非常に危険」だという認識で両国は一致したと述べた。
ショルツ首相と習主席は今回、ウクライナでの戦争、世界の食料とエネルギーの安全保障、気候変動、
世界的な感染流行などについて、話し合いを続けることで合意したという。


ショルツ首相の今回の訪中は、滞在時間わずか11時間。
ショルツ首相は就任早々訪日している。
メルケル前首相は相当、ロシアにのめり込んでいた。だから今はあまり顔を出さない。
中国にも好意的だった。
現時点での訪中は、ドイツ国内と欧州各国で懸念を呼んでいる。
だが、ドイツにとって中国は欠かせない存在となっている。
EUもどこまで1枚岩でいられるのか。