林芳正外相は12月下旬か来年1月に中国を訪問し、王毅(おうき)国務委員兼外相と会談する調整に入った。
日中関係の安定化や、偶発的な軍事衝突を避けるための意思疎通の強化などが議題となる。
林大臣は、政府が16日にも閣議決定する国家安全保障戦略など安保関連3文書の内容について説明する方針。
沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の活動や、8月に中国が沖縄県周辺の日本のEEZに、
弾道ミサイルを着弾させたことなどについても話し合うとみられる。
日中外相会談は8月に予定されていたが、日本を含む主要7カ国(G7)の外相が、
中国の軍事演習に懸念を表明したことを理由に、中国側が直前にキャンセルした。
岸田総理と習近平国家主席は11月の首脳会談で、林大臣の訪中を調整することでも一致していた。
‘@中国を国会議員や閣僚が訪れると、直ぐに親中などと批判する人がいるが的外れもいいところだ。
中国とは常に意思疎通のチャンネルを持つことが、両国にとって有益だ。