北九州市を中心に福岡県などで流通しているゴボウの一部が、中国産にも関わらず国産として、
10年以上にわたって販売されていた。
産地偽装をしていたのは、鹿児島県出水市の青果物販売加工会社「毛利商店」。
中国産のゴボウを青森県産などと偽り、北九州青果などに卸していた。
北九州青果が取り扱うゴボウのうち2割近くを占めていて、取引を開始した2010年から10年以上にわたって偽装が行われていたという。
北九州青果担当者は、
「驚きも怒りもどちらもですね。少しでも早くですね、回収できるようにというところが一番ですね」と述べるが、
10年前のごぼうをどうやって回収するのか。
24日、TNCの取材に応じた「毛利商店」の毛利強 社長は、
「『偽装しました』というのは100%間違いないです。国産を買って出しても、採算が…
うちが出した時点で赤字になるから、従業員も抱えてるし支払いもあったし、偽装して少しでも売り上げを上げて」と弁明。
長年に及ぶ偽装行為は12月20日、農水省が行った抜き打ち検査で発覚したという。
「毛利商店」は北九州青果の他、新筑豊青果、愛媛県の松山青果と取引を行っていて、
今後、「補償などの対応にあたりたい」としているが、10年間騙してきた保障をどう補うのか。
補えるはずもない。
(一時流行ったがあえて土を付けていた。中国から土付きは輸入禁止)
10年も取引先や消費者をダマしてきた罪は重い。
何度も述べているが、罪が軽いからやったもの勝ちで終わってしまう。
そして偽装は後を絶たない。
騙された消費者のためにも断固とした処分ができるようにするべきだ。
なぜ政府は動かないのか。
また。10年間欺いても分からないというシステムをどうにかすべきだ。