政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​ふじみの救急病院(埼玉)いまどういう状況なのか。

鹿野晃院長が語る。

毎日平均で5人退院しても5人入院するような状態。看護師も陽性となるなどマンパワーも限界。

今までは1か月ぐらいで感染の波が急に立ち上がって比較的早く波が下がっていったところが、

今回は11月ぐらいからずっと波が徐々に大きくなっている。

陽性率も上がったまま年明けに突入して、中等症以上の病床が埋まっていって、最近徐々に重症者も増えてきて、

重症のベッドも少し県から増やす要請が来ており、ずっとひっ迫が続いている状況ですね。



今回は長期間ひっ迫が続いています。あとは必ずしも院内で感染しなくても、

家族などが市中感染などしてポロポロと医療従事者が脱落してそこの穴をまた別のスタッフが埋めていく、

これが長期間続いている状況ですので余計ストレスや疲労が蓄積しています。

よくコロナの重症化率が下がっているとは言われるんですけども、オミクロン株になって感染力が強く、

多くの方が感染していきますので、少ない確率でも一定数の中等症あるいは重症、亡くなる方が出てくる特徴があります。

結局のところ“率”ではなく数自体で考えますと、入院が必要で医療機関のひっ迫を招くような患者さんの数が、

ずっと高い数値で維持されているところが想定外だったという。



いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長は、

・発熱外来が足りず受診が遅れている

・病床ひっ迫によりすぐに入院までたどり着かない

などが、死亡者が増えている要因と分析。

鹿野 院長:

もちろん若い方は中長期的な後遺症やそういったことはまだわかっていないんですけども、

短期的には風邪程度で終わるというのは明らかなんですね。

ただ、忘れちゃいけないのは若い方が高齢者に感染を広げてしまって、

高齢者が重症化して亡くなる方も多々おられるというこの世代間の分断というか、

高齢の方は感染すると怖い病気であるというこの辺りの議論も進んでいかない中、どういった社会を目指していくのか。

ウイルスの増殖を抑える新しい薬を処方できるような体制作りをしていかなきゃいけないなど、

いろんな課題があると思いますね。



愛知県大口町にあるさくら総合病院の小林豊院長は、

医療現場の「新たな武器」として緊急承認されたのが、初の国産治療薬「ゾコーバ」です。

これまでの治療薬と比べ、12歳以上からと対象年齢が低く軽症患者にも使える飲み薬で、

発熱やのどの痛みなど5つの症状が7日程度で改善するとされています。

11月28日から医療現場への本格的な供給が始まっていますが、

36種類併用できない薬剤があって。生活習慣病と呼ばれる疾病に対する、

日常皆さんが飲まれている薬剤で併用できないもの。特効薬と言えるところまでは来ていないような気がしますね。

新型コロナは特効薬がない病気、インフルエンザとは違って治療の武器がまだ足りない。

2類から5類に下げたからといって、病院としての感染症の扱いはまた特別に考えていく必要があると思います。



‘@鹿野院長は「結局のところ“率”ではなく数自体で考えますと、

入院が必要で医療機関のひっ迫を招くような患者さんの数が、

ずっと高い数値で維持されているところが想定外だった」などと、気付くのが遅いわ。

わたしは率では無くて人数だと散々訴えている。

鹿野院長はTVなどで拝見していても、新型コロナと再残戦で戦い、その時々の状況を正確に伝えている。

鹿野院長は新型コロナ禍、院長を辞職して、自公維の支援を受けて2021年10月武蔵野市長選挙に出馬。

現職だった松下 玲子市長(51)に大敗。


何も学習していない3年間というのは言い過ぎか。

学習したのは、若い人には今のところ感染してもほとんど影響なく、

亡くなるのは年寄りだから感染が広がっても普通に生活しようということを学習した。