谷川智行 医師
@ttanigawa3
<◉正月を東京で過ごし地元に戻ろうとしていた方。空港で転倒し救急搬送。寒気と発熱…コロナ陽性。
◉九州から仕事で来られている若い方。発熱と関節痛…コロナ陽性。
来週、再来週が恐ろしい。コロナも非コロナも入院は困難。救急車もすぐに来てくれる保障なし。
どうか命を守る行動をお願いします。
午後ER
発熱の方は全員コロナ。検査できない方々を考えると実際の感染者はどれ程なのか。
夕方〜救急搬送依頼の電話殺到。研修医と2人で電話対応している最中に次の電話。
30件断られて…など搬送困難例ばかり。病院の前に救急車が並ぶ。
入院病床はいっぱい、転院先も見つからない。これが東京の実態。>
都内の大学病院では12月下旬から重症患者のためのベッドがほぼ満床となり、
新たな患者の受け入れが難しい状態が続いている。
このままではコロナ以外の救急医療にも影響が出かねないとして、現場の医師は危機感を募らせている。
日本医科大学付属病院 高度救命救急センターの横堀將司.センター長は、
周辺の病院でも医師や看護師が感染したり、濃厚接触者になったりして、患者が受け入れられなくなるところが出ています。
救急車が出払っていてすぐに駆けつけることが難しい状況なので、本当に必要なときにだけ救急車を呼んで欲しいと思います。
もし迷ったときは「#7119」の救急安心センターに相談するのも大事です。
また、重症化して搬送されてきた患者さんは新型コロナのワクチンを打っていない人が多い印象があるので、
3回目や4回目のワクチン接種が済んでいない人はやはり打って欲しいと思います。
コロナに感染しているとそのほかの病気でも受診しにくくなるので、急病でも受診できない可能性があります。
日々の体調管理、感染対策をしっかりしていただきたいです。
また、けがには気をつけて欲しいと思います。去年もこの時期に東京で雪が降り、
転倒して骨折される方が相次ぎました。食べ物をのどにつまらせて窒息される方も毎年、冬に多いです。
今後、救急医療へのアクセスが難しくなることも想定されるので、こうした事故にも注意して生活してください。