アメリカの医薬品メーカーであるモデルナは、新型コロナワクチンの価格設定を、
接種1回あたり現在の約26ドル(約3400円)から110ドル(約1万4500円)~130ドル(約1万7200円)の範囲で,
値上げを検討していることを明らかにした。
この価格設定について、モデルナのCEOであるステファン・バンセル氏は「適正価格です」と述べた。
これまで、モデルナ製の新型コロナワクチンはアメリカ政府に購入され、国民に無料で提供されてきた。
モデルナとアメリカ政府が2022年7月に結んだ契約では、
接種1回あたりワクチンの価格が約15ドル(約2000円)から26ドル(約3400円)に値上げされている。
アメリカの医薬品メーカーであるファイザーも2022年10月に値上げを発表している。
アメリカ政府との契約終了後、ファイザーはワクチンの価格を接種1回あたり約30ドル(約4000円)から、
110ドル(約1万4500円)~130ドル(約1万7200円)に値上げして市販することを発表。
モデルナもファイザーの値上げに追従したということだ。
2022年12月にはファイザーのアルバート・ボーラCEOに対して、
上院議員のエリザベス・ウォーレン氏やピーター・ウェルチ氏が、
「見苦しい不当な利益を上げている強欲な企業です」と痛烈に批判し、値上げの撤回を求めていた。
‘@日本では米国などより高く買わされていたので、そのことを知られないようにあまり報道しない。
新型コロナワクチンも、これからは以前ほどの売れ行きは期待できないので、値上げして稼ごうという判断だ。
それにしても上げ過ぎだ。
「強欲な守銭奴」と言われても致し方のない行為。
そんな会社が良き物を作れるのか。