政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

多摩地域の多数の住民から基準値超え有害化学物質。

東京都多摩地域の多数の住民の血液から、欧米の安全基準値をはるかに超えるレベルの、

有害な化学物質が検出されたと住民団体が30日発表。

多摩地域の多くの住民が飲み水として利用している地下水が、広範囲にわたって高濃度のPFASに汚染されていることは、

最近の環境省や東京都などの調査で明らかになっているが、住民への影響を調べるための本格検査は行われていない。

 

住民側は汚染の実態解明のため原因究明を都などに要望してきた。

しかし、聞き入れられなかったため、昨年、「多摩地域有機フッ素化合物汚染の実態を明らかにする会」を設立し、

専門家や医療機関の協力を仰ぎながら自主血液検査に乗り出していた。

同会は最終的に約600人の住民の血液検査を実施し、結果を公表する予定だが、

30日は第一弾として、昨年11月から12月にかけて実施した国分寺市などの住民合わせて87人分の結果を公表。



分析は京都大学医学研究科の原田浩二准教授が行った。

PFASは全部で4700種類あるとも言われているが、今回、血中濃度の測定を試みたのはそのうち、

過去に多くの場所で検出されている13種類。

さらにその中から、国際条約で製造や使用が禁止・制限されるなど特に毒性の強い4種類の測定結果を公表。

それによると、住民87人の平均血中濃度(4種類合計)は、1ミリリットルあたり38.8ナノグラム(38.8 ng/ml)、

最高は124.5 ng/mlとなり、欧米の専門機関が発表している「安全基準値」を大きく上回った。

米国の学術機関「全米アカデミーズ」は、医療機関の手引きとして昨年公表した報告書の中で、

主要PFASの合計血中濃度が2ng/mlを上回る患者は健康被害を受ける可能性があるとし、

医療機関脂質異常症や妊娠高血圧症、乳がんなどの発症に注意を払う必要があると指摘。



さらに、同20 ng/mlを超える患者は、健康被害のリスクがより高く、医療機関は上記の症状に加え、

甲状腺の病気や腎臓がん、精巣がん、潰瘍性大腸炎の発症についても注意する必要があると述べている。

また、疫学研究などに基づいて化学物質の安全基準値を算定しているドイツの「ヒト・バイオモニタリング(HBM)」制度では、

PFOS(ピーフォス)については20 ng/ml、PFOA(ピーフォア)については10 ng/mlを超えると、健康上のリスクが生じ、

早急に被曝量を減らす必要性があると説明している。

今回測定値を公表したPFOSの血中濃度は平均14.6 ng/ml、最高は35.8 ng/ml、PFOAはそれぞれ5.9 ng/ml、18.6 ng/mlだった。

立川市内で開かれた会見で結果について解説した原田准教授は、

「血中PFAS濃度は、米国アカデミーズやドイツのHBMの指標と比べても高い」と明言。

また、原因として住民が使用している水道水を挙げた。

  
​                     環境大臣 西村 明宏)
                  宮城で風評被害を経験している大臣がなぜ早く手を打たない。

‘@なぜ行政は速やかに動かないのだ。

国民の健康躍進は、ただのお題目だ。

行政は市民・国民の健康を何だと思っているのか。

多摩地域の農産物は大丈夫なのか。

あり得ない不埒な行為だ。​